にいだのお酒は、音楽に例えるならJAZZ。アドリブやセッション、そして気分によって毎回演奏が変化していくのがJAZZの特徴ですが、日本酒もそれと同じように年によって味わいが変化していくのが本来の姿だと私たちは考えています。
女将であり、ブランディングと広報担当を務める仁井田真樹は、もともとジャズピアニストでした。若くして蔵元となったことで葛藤していた十八代目は、ジャズバーに通って彼女の演奏を聴いているうちに、「もっと自由に好きな酒を造ろう」と肩の力が抜けていったそうです。決まりごとの中で自由を最大限表現するJAZZの精神が、にいだの酒造りの根底にもあるのです。